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2007年5月11日 (金)

小倉智昭

 “奇をてらっても、無礼な変わり者と思われる以外に
  何の役にも立たない”

                バルタサール・グラシアン
 

クラシック鑑賞知ったかぶり小倉智昭に大ブーイングという見出しが気になって、今日発売の週刊新潮5月17日号を買った。読んだ。

批判は5月2日にフジテレビ系列で放送された『とくダネ!』の中での小倉智昭が間違ったことを言ったというもの。まとめると以下のようになる。

小倉智昭の発言
「(クラシックの演奏会で)1曲、1曲、良かったら拍手すればいいのよ!オペラだって良い曲を聴いたらワ~ッて拍手してもいいし、立って拍手したっていいし、奏者だってそれで嬉しいわけですからね」

週刊新潮の批判(意訳)
「現実には拍手のタイミングで憤慨する奏者や通の客は多い。ゆえに歌舞伎やオペラの会場で、該博じゃない素人の客筋が作法を間違えたり、不文律を知らなかったり、演技の空気を壊す拍手喝采をすれば、劇場中から失笑・ヒンシュクを買ってしまう。要は小倉サンの勧めに従ったら劇場中からブーイングを浴びること必定ということ。小倉智昭の発言には気遣いが無い」

小倉智昭の釈明
「どんな場面でも拍手して構わないという意味ではありません。難しく考えなくてもいいんじゃないの、という意味で言ったんです」

週刊新潮の批判(意訳)
「それでも気遣いが無い。そういう調子で拍手するとヒンシュクを買うんです!」

以上である。両者は話がかみ合っていない。

小倉智昭は現在のクラシック音楽のあり方に理念的な問題提起をしたが、週刊新潮はそれを間違ったノウハウだと非難した。

前者は清く正しいイデア。
後者は甲斐性のあるプラクシス。

どっちが得かというと…(黙)

ハッキリした人と曖昧な人の文化の違い・理解の仕方の違いについては、また特集記事を組んでゆっくり説明したいと思っているが、とりあえず小倉智昭については知ったかぶりというほどではないだろう。
アバンギャルドな人を叩いてはいけない。しかし筆者は小倉智昭の趣味に生きる姿勢を苦々しく思っている。

あぁ、話がかみ合わない!

コミュニケーションという謎

なぜ伝わらないのか、どうしたら伝わるのか―「双方向性」のコミュニケーションを求めて

飼ってはいけない! ←道楽者の小倉智昭!

ピーターと小倉さん?

とくダネ!PRESENTS 忘れられた日本

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小倉智昭セレクション3 聴いてとくダネ!モーツァルト

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