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2007年6月30日 (土)

ブログ中毒

ウツの治療に専念するために、しばらくブログを書くのをやめようと自主規制に乗り出したのだが…。

あぁ、私は本当に、こんなことをしているヒマは無いんだ。ウツの症状が軽くなった時の、僅かで貴重な活力を、なぜ遊びに費やすんだ。こんなことを続けていたら、ウツは治らない。

書きたいことがいっぱいあって、アイデアが次々に湧いてきて、自己顕示や自己満足の快感に浴しようとする万年ウツ患者、お前は本当にウツを治す気があるのか?

モーツァルトとクジラ」の豪華DVDを手に入れたから、そのレビューを書きたいのだが、そんなことをしてはいけない。早くウツを治して自分の本業を成せ!

ブログは本来、エネルギーが大きくて学のある健常者が片手間にやるべきものである。

少ないエネルギーの全てをウツの治療とライフワークに傾けなければならない。

働け! 働け! 働け!

ブログは遊びだからライフワークじゃない。
遊びが義務になってたまるか!

そもそもパソコンやインターネットという文化が陰湿で、美しくない。

素人はブログを書くな! 誰かオデを止めてくれー!

しかし自閉ネコの記事は客観的にみても有意義であり、絶対に続けなければならない義務である。

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2007年6月29日 (金)

レインマンの脚本家

ロナルド・バスが興味深い発言をしていた。
以下はその引用である。

“アスペルガーに関しては意見が分かれている。高機能自閉症と同じとする意見と、全く別ものとする意見だ”

“私の意見を言えばアスペルガーは映画向けの自閉症。彼らは一般人とレインマンの間にいる”

“自閉症の特徴を有し、何かに対して強い興味を示したり、自分の感情を表現できないこともある”

“さらにアスペルガーの人は考えをそのまま言葉にしてしまう。でも正直な彼らの言葉は心に響くよ”

“アスペルガーの人の多くは人との接触を望んでいる。人を恐れる一般的な自閉症とはそこが違うんだ”

“彼らは人と関わりたいのだが、それが難しいから悩む。でも普通の人だって彼らと同じような悩みを抱えているだろう。だから共感できるんだ”

“(モーツァルトとクジラは)男女の愛とは何かをこれまでにない方法で表現している”

“この映画は人々の記憶の中に残るだろう”

自閉症の謎こころの謎―認知心理学からみたレインマンの世界

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2007年6月28日 (木)

惑星ニート

“助けてオールドニック。あなただけが頼りです”
                    レイイヤ・オルタナ姫

オーハシ叔父:「お前は礼儀作法をプログラムされて
           るのか?」

KIC-3PO:「わたくし、礼儀作法は何でも心得ており
         ます」

オーハシ叔父:「この惑星じゃ礼儀作法なんか必要な
           いぞ。ヒトリボッチ語は喋れるのか?」

KIC-3PO:「もちろん喋れます。わたくしプロトコル・ド
         ロイドでして600万の発達言語に精通し
         ております、ハイ」

オーハシ叔父:「お前もハートをつなごうに出てたよな」

KIC3-PO:「ち、違いマスですっ! わ、わたくしプロトコ
         ル・ドロイドですっ!」

     ズコッ(←突然コケるKIC-3PO

               つづく

ニートにさよなら

ニートという生き方

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2007年6月27日 (水)

恐怖のジヘイ狩り

ジヘイの騎士たちは宇宙で最も論理的な武器リクツ・
セーバーを振るい、悪の銀河定型に立ち向かった。

最強のジヘイ・マスター、オールドニック将軍は、クロート軍を率いて定型の誇るテクニカル・ドロイド軍団に真正面から戦いを挑み、大きな戦果を挙げた。

しかし奸智に長けた銀河皇タマダは、若きジヘイ・ナイト、アスペルガー・タカイウォーカーを誘惑して悪の道へ引き入れ、慇懃無礼な集団イジメを弄してジヘイ騎士団を社会から追放してしまった。

誇り高きジヘイの騎士のほとんどは、いまや「自閉症」とあざけられ、働く機会も奪われ、精神異常者のレッテルを貼られてしまった。

辛くも難を逃れたオールドニック将軍は惑星ニートに身を隠した。

かつては自閉的な元若院によって統治され千年ものあいだ 平和と民主主義を保った発達銀河共和国は、
いまや邪悪な銀河定型の植民地となったのである。

               つづく

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 データ・ブック

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2007年6月25日 (月)

WELCOME!

Photo_114 自閉世界へようこそ。筆者のオールドニックです。

高機能自閉症という障害をご存知でしょうか。知能に遅れのない自閉症のことです。私はソレなんです。

この障害について大雑把なことはネットでも書籍でも情報を得られますが、症状の出方には個人差があります。

そこで私がどんな文化や価値観を持っているかを私以外の人に理解していただく便としてブログを書かせていただくことにしました。

記事の本文中に誤解や反発を招く表現、配慮に欠ける表現等があるかも知れませんが、私にはこの障害があるために、どうしても悪意なくハッキリとした表現をしてしまうのです。

高機能自閉症は悪意なく一言多い障害なのです。

そのようなことを踏まえた上で記事をお読みいただき、自閉症独特の完ぺき主義やこだわりの強さを一人でも多くの人にご理解いただければ幸いです。

アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本

青年期のアスペルガー症候群 仲間たちへ、まわりの人へ

高機能広汎性発達障害―アスペルガー症候群と高機能自閉症

発達障害と子供たち - アスペルガー症候群、自閉症、そしてボーダー

自閉症の治し方!―自閉症・情緒障害そして広汎性発達障害の解明と訓練

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2007年6月21日 (木)

お知らせ☆

Photo_113  

いつも私にカメラを向けてくる不思議な男の人が、
私に記事を書けと言いました。

現在、男の人はウツ状態で寝込んでいます。

私がピンチヒッターに選ばれたんだニャ!

      がんばるニャ~!

でも私に書けるのはお知らせだけだから、しばらくの間、自閉世界の更新が滞るかも知れません。

男の人は「断続的になっても更新していきたい」と言っていましたが、私は「大丈夫ニャ。休んでいろニャ」と言いました。

だってつまらない記事を更新するより、すでにある私のカテゴリーを毎日リロードしてもらった方がいいからニャ。合理だニャ。

             おわり。

私の記事はどうだったかニャ?うまく書けたかニャ?
コメント欄に感想のお便りを待ってるニャ~☆

 

             …2ヶ月後↓

Photo_4            フテクサれる自閉ネコ↑

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2007年6月19日 (火)

合理性の不合理?

自動車税は年間4万円前後。ガソリン代も同じぐらいかかる。自動車保険料は年間3万円以上。車検代は年にして5万円。

要するにマイカーの維持費は年間16万円以上。

さらにクルマ本体の月賦払いを合算すると年間…

         考えたくもない!

筆者も一応男の子だからクルマは好きなのだが、
不経済なので自分では所有しないことに決めている。

負け惜しみじゃないぞ!

合理、論理、原理、道理、正理、義理、哲理、真理…。とにかく理屈の正しさが全てなのだ!クルマは持たんぞ!

でも自閉ネコの記事を書いていて少し気持ちが揺らいだ。打算的にペットを飼わないでいるのは寂しいことだ。正論でも寂しい。

寂しい、寂しい、あぁ寂しい!

筆者はケータイを持たない。タバコも吸わない。旅行もしない。映画も滅多に観に行かない。コンサートは数年に一度である。外食はよくするが、これは自炊の手間を省くためである。生まれつきエネルギーの低い自閉人は24時間省エネに努めていなければならない。

今後はブログを書くのもやめて、インターネットも解約して、新聞も取らず、本や雑誌も買わず、洋服や家電も買い換えず、テレビも観ず、仕事以外では誰とも会わない。会えば五厘の損がゆくからな。

理屈の正しさを徹底的に優先させると、
あれもムダ、これもムダ、全部ムダ!色即是空である。

無の境地に至ってハタと気が付いた。合理・不合理は相対的なものなのだ。上には上があるから、それと比べている限り相対的に不合理であり続ける。

逆換すると、常に自分より不合理なモノと比べていれば、ずっと合理的でいられる!

結論、定型サンたちと仲良くしよう。宥和政策である。 これぞ究極の打算だ! <(`^´)> シテヤッタリ

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2007年6月18日 (月)

アスピー先生

筆者が子供の頃、アスペルガーとしか思えない先生がいた。

失言が多く、デリカシーの無いことを言ってはしょっちゅう子供たちを泣かせていた。

ある日、筆者がイジメられていると知ったセンセイは、放課後の教室で烈火のごとく加害児童らを叱責、柳眉を逆立て鬼の形相でボコボコに叩きのめした。その間、廊下に締め出されていた他の児童らは野次馬と化していた。見せしめである。

加害児童らは泣いて反省し、以後筆者と毎日遊んでくれるようになった。そのうちの一人とは親友になれた。

この先生は20代の女性だった。彼女の息子が筆者と同じ名前だったこともあり、よく声をかけてくれた(筆者もセンセイが繰り出すデリカシーの無い皮肉に傷つきまくっていた子供の一人なのだが…)。

美化しすぎかも知れないがセンセイに黒縁メガネをかけさせるとアンジェラ・アキそっくりになるのではないか。 彫の深い顔立ち、魔女のような黒髪、青白い肌、ある種独特のオバハン臭さ。しかしファッションセンスは全然違った。筆者はアンジーのそれの方が好きだ。

友達になった元加害児童らと一緒にセンセイの家へ行ったとき、センセイが高そうなメロンを惜しげもなく出してくれたことを今でもハッキリ覚えている。筆者の数少ないいい思い出の一つだ。

利害の無いところでまで私的に会ってくれるのは、
個人主義者の筆者でも嬉しいものである。
いや、個人主義者だからこそ私的に会うのだろう。

はてさて、デリカシーの無い人に悪意があるのか?
よ~く考えてみよう。

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2007年6月17日 (日)

サザエさんちの家相②

   磯野邸の家相鑑定図(↓クリックで画像拡大) Photo_111

詳しく鑑定してみよう。

家の中央部が客間になっており、社会性の強い家であることが分かる。

しかし社会性の強い家であるなどは、家相を見るまでもなく自明であろう。何せ日本中にTV中継されている家なのだから!

出世を暗示する「甲」、慎重さを暗示する「寅」に玄関があるので、社会的に成功する家である。

波平の年齢からいってカツオは自閉症に生まれている可能性が高く心配したが、家の形状からいえば北から南へ短い家なので脳や精神の障害は心配無さそうだ。

さらに、図中黄色で囲われている「金局」が、3ヵ所とも吉相なので「三合金局」となり、最も金運の安定した家である。これはウラヤマシイ!

和合を暗示する「乙」の方位で、文字通りサザエとマスオが和合してタラちゃんが生まれた。 恐らくはサザエ 自身もこの部屋で“合成された”に違いない (#~_~#)

サザエ家族の部屋の北側は「卯」で、これは新芽が萌え始めることを暗示しており、やはりタラちゃん誕生に寄与したわけだが、成長を暗示している「辰」が欠け(凹)になってしまっているので、タラちゃんの発達が遅れたり、皮膚病を患ったりするかも知れない。

東は健児の方位、南東は長女の方位であるから、サザエ親子の部屋はまさにピッタリ!といえるのだが、南東の半分が欠けているのが気になる。サザエさんは苦労しそうだ。家族全体への影響としては水虫や呼吸器系の病気になることが考えられるが、「欠け」は南東の中心を避けているので深刻な影響は出ない。

勉学を暗示する「丁」の方位にタマがいて不潔。カツオが勉強しないわけだ。

硬さ・鋭さを暗示する「庚」の方位にガンコ親父の波平がいる。

玄人を暗示する「辛」の方位が凶相なので、専門分野を持たないサラリーマン家庭になった。

収穫を暗示する「酉」の方位に床の間があり、大吉相なので安定した収入を得られるが、勝利を暗示する「乾」の方位に流し台と勝手口があり、勝負には弱い。宝くじを買っても当たらないだろう。

備蓄を暗示する「戌」の方位に風呂があり、食べ物が すぐ無くなる家といえる。サザエさんが悪いんじゃない。

主人や肺ガンを暗示する北西に水場や火器が集中していることと、土に帰ることを暗示する「亥」の方位が凶相であることなどを総合すると、この家の主人は肺ガンで亡くなる可能性が高い。そういえば波平は何度も禁煙に失敗している! 家のせいだ。すべては予定通りに…。

筆者の独自理論からいえば、トイレが西に張り出した分北西が欠けており、主人が70歳代で突然いなくなることを暗示している。波平は肺ガンで急逝する運命!ただし「欠け」をどう判断するかは流派によってマチマチだ。

鬼門は和室になっており、裏鬼門は縁側、共に吉相である。ただし裏鬼門の一部である「申」の方位にはトイレがあるので晩年は伸び悩むことになるだろう。とくに舟が心配だ。胃腸の病気になるかも知れない。

よくみると鬼門の「艮」と「寅」の間が欠け(凹)になっている。これは京都御所の鬼門封じと同じテクニックと見なすことが出来る。

すべての「正中線」「四隅線」(図中の点線)の上で水場や火の気を避けているので、要所が完璧に守られた運の良い家といえる。

ほとんどの家では家相の枢軸たる「正中線」「四隅線」の上に何か凶備が置かれてしまっているものだが、さすがにサザエさんちは違うのである。

第3弾ではDr.コパの理論に当てはめて鑑定してみようと思う。お楽しみに!

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家相学

どんな家に住むかで運命が決まるという話を信じますか?

幸運に恵まれる家は次の通り。

●木造平屋建て35坪(これ以上広いと凶)

●東西南北に平行した敷地(袋小路や旗竿地などの変地は避ける)

●東西南北に平行して建ち、東西に長い建物

●土地や建物の外周形状は張り・欠けの無い綺麗な矩形(できれば黄金比の長方形)

●基礎は布基礎、屋根は切り妻

●道路付けは南公道。建物との間にセットバックを設ける

●塀は低めの生垣

●門扉は玄関の真正面にならないようにズラして設置

●アプローチは蛇行させる

●広めの玄関、最低限の廊下(できれば設けない)

●梁無し、吹き抜け無し、天井有り、収納は多め

●玄関は東、水場は南東、リビングは南、子供部屋は南西、仏間は西、神棚と書斎は北西、寝室は北、納戸は北東、ダイニングは家の中央

●樹木は北西に常緑樹、南西につる棚、塀の生垣、他には植えない

●25坪未満の狭小住宅では風呂場を設けない

以上が一応の基本となる。他にもいろいろあるのだが、制約が多すぎると何もできなくなる。

プロの風水師がよく言うのは「個人の生まれ年によって吉凶は異なるから、どんな家が良いかなんて一概には言えない」ということ。

しかし建築物は個人のモノではない。誰が住んでもまずまずの結果が得られるモノを作らなければ意味が無いのだ。

ヨーロピアン・バグア風水―願いが叶う

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2007年6月15日 (金)

ヒッピーの正体

自閉世界はカウンターカルチャーだとの呼び声も高い。

確かに既存の価値観や教育制度に疑問を持ち、因習を拒絶し、ブルジョワやアカデミズムを批判し、歴史に 立脚せず、精神性やSFに興味を持ち、映画のカタストロフに感激し、オルタナティブ・ミュージックに傾倒し、前衛美術を愛し、風水などの東洋哲学を尊重し、自然や弱者を擁護し、自由と博愛を旨とし、のんびり私生活を楽しむ平和な個人主義者といえば…オデだぁ!

何のことはない。ヒッピーの正体は自閉症だったのだ!

注1:コメント欄に注釈があります。
注2:ヒッーは自閉症と直接関係ありません。念のため。

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2007年6月14日 (木)

消費者スクール

英会話学校最大手「NOVA」に一部ではあるが業務停止命令が下ったことは、玄人志向の俗世におき画期的大岡裁きである!

筆者の家族の友人で某英会話スクール勤務の女性がいるが、彼女が言うには「あんな授業受けたって、英語しゃべれるようになるわけないでしょ(ワラ)」

そういえば某伯爵の父親もイー○ンの社長だっけ。

無試験で入れる学校、偏差値の低い大学、在野の勉強会、素人向けのレッスン等に教育は無い。皆無だ。

筆者は障害者の作業所を「障害者のレジャーランド」と揶揄したが、無試験の学校なぞは「消費者のレジャーランド」である。単純エンターテイメント!

最初から「これはエンターテイメントです」と表示すべきだ。看板に。

あるいは有料のオトナの社交場という見方もできる。

タダで教えくれるサークルなども禁物だ。タダと言えば聞こえはいいが、その実アマチュアが自分より知能の低い素人を訓蒙して自らの趣味の実現を図っているだけのこと。本当の知恵は絶対に教えない。アマチュアなのに企業秘密を持っているのだ!

NOVA」の違法行為の中には、説明が虚偽で予約が取れないということがあるが、筆者も自動車教習所で予約が取れず苦労した。業者は大したことじゃないと思っているのかも知れないが、利用者はソレで人生を狂わされることだって多々ある!
結論、IQの低い人は学校なぞへ行かぬこと!

英会話スクール・悪のマニュアル

NOVA商法の魔力―“急成長”のカラクリとトラブル解決法

英会話学校のレッスンここが間違い

元をとる!英会話スクール120%活用法

英会話学校に行かない人ほど、うまくなる

英語は絶対、勉強するな! 中級編―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ

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2007年6月13日 (水)

自閉年代記

1943年、米国の児童精神科医レオ・カナーが論文で初めて自閉症を報告した。「自閉症」という名前は、この症状が器質性のものとは分からなかった時代にカナーが精神分裂の症状から命名したモノである。ゆえに今日では不適当との声も高い。

一般的には知的障害を伴った自閉症をカナー型と呼んでいるが、最初に報告されたカナーの症例11件の中にはハイファンクションも含まれていた。

1944年、オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーによって知的障害の無い自閉症が報告された。今でいう高機能自閉症である。しかし当時のオーストリアは敗戦国であったため、この報告が英語圏で脚光を浴びるのは1980年代になってからである。

ハンス・アスペルガーの論文は書籍『 自閉症とアスペルガー症候群 』で読むことができる。

1960年代後半、英国の精神医学者マイケル・ラターによって自閉症が先天的な脳の機能障害であることが指摘された。それ以前は自称心理学者のブルーノ・ベッテルハイムらによって自閉症は精神障害のレッテルを貼られ、当事者とその家族は迫害を受けていた。ゆえにラターが唱えた脳障害説は画期的であり、以後この考え方が主流となっていった。ベッテルハイムは自殺した。

先天的な脳障害である自閉症は、現在では精神分析の対象外である。米国の一部の研究では父親が高齢であるほど自閉症児が生まれやすいというデータもある。

1980年、ハンス・アスペルガー死去。

1981年、英国の児童精神科医ローナ・ウィングによって、かのハンス・アスペルガーの論文が英訳・再発表され、高機能自閉症の存在が広く知られるようになった。

近年では日本でも自閉症が器質障害であることを認知する人が増えつつある。

1988年、映画『 レインマン』がアカデミー賞主要4部門受賞。

1990年、ブルーノ・ベッテルハイム窒息自殺。

1995年、ジェリーとメアリーの自閉症カップルがロサンゼルス・タイムズ紙に取り上げられ話題となる。

2005年、映画『 モーツァルトとクジラ 』米国公開

そして2006年、ハンス・アスペルガー生誕100周年・論文再発表25周年・国際アスペルガー年のまさにその年、ブログ「自閉世界」は誕生したのである!

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2007年6月12日 (火)

実録!オールドニック

イザベルは筆者そのものと書いたが、メアリーも筆者と一致する部分があった。

これは『アンジェラ・アキ オフィシャル・ファンクラブ “MY HOME”』の追加批判である。前出の俗悪ライヴのとき、この集団は変わったアンコールを用意していた。どんな趣向かというと、拍手や掛け声の代わりにアンジーのメジャーデビュー曲『 HOME 』を合唱する(!)というモノ。

実はライヴが始まる前から筆者や他の観客にもやれとの「通達」が来ていた。結果はというと、筆者も他の観客も恥ずかしくてやれなかった。やったとしてもファンクラブの手柄になっただけだろう。

全員同じTシャツを着て最前列に屯した会員サンたちは、一斉に立ち上がって「ハイッ!」の号令と共に合唱を始めた。せ~さーい♪でぇ~♪

努力して発声した素人の高い声を聞いたとき、筆者の忌まわしいフラッシュバックが始まった。学校内で催す全員参加の合唱コンクールへ向けた練習を、毎日やらさられた過酷な日々の記憶である。

弱輩の筆者は歌わないことを理由に集団から暴行を受け続けた。喋ったこともない少年に歌など歌えるわけがないのに。

とりわけ練習を仕切っている応援団長(つまり不良)などは怒髪天を衝き、ケンカ傷のある硬い拳で筆者を何度も暴行した。 みんなは廊下側の窓に立ちはだかって、 外部からの視線をシャットアウト。筆者の顔面からは血が噴き出る。まさに阿鼻叫喚の責め苦ってヤツだ。

これがコンクールまで毎日続くのだから、体感的には無間地獄と同じである。

「翼をください」を気持ち良さそうに熱唱している群衆の中に、一人だけ口から血を流して佇む少年がいるという異様な光景。この少年はチャイムが鳴るのジッと待っているのだ。いつまた殴られるか知れない不安に耐えながら。

ハローワークの玉田が「ひどい目に遭ったから集団がイヤなのは分かるけど、働かなきゃいけないんですよ!」と唐突に叱責してきたが、これはおかしい。“求職者”とは働かない怠け者のことなのか? 最初から叱責したかっただけなんじゃないの?

どんな会話でも疑わしく思う自分が時々耐えられない♪ そんなトォーキッ!

       (-_-;)

「翼をください」や「愛は勝つ」を聞くと、みんなは幸せな気分になるが、筆者は人格を保てなくなる。PTSDってヤツだ。かのラーメンマンも苦しんだ血染めのフラッシュバックである。

アンジーの歌に救いを求めてコンサートへ足を運んだのに、まさかそこで地獄の責め苦に遭うとは思わなかった。ファンクラブは慰謝料を払え。

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2007年6月11日 (月)

実録!モーツァルトとクジラ

“これはアンビリーバボーの長い歴史の中でも、初めてのケースの恋愛ですね!”  関根勤

6月7日に放映された『奇跡体験!アンビリーバボー』で、ジェリーとメアリー(映画『 モーツァルトとクジラ 』のモデルになった夫婦)の恋愛話が取り上げられた!

このことを筆者は知らなかったが、偶然ハードディスクに録画されていて、観ることができた。筆者のレコーダーに自動録画機能は無いので、まさに“奇跡体験”である!

「アスペルガー症候群の二人の愛の記録」と題され、
ジェリーとメアリーの人生を再現ドラマで観せてくれる。原作を読んでいなかった筆者にとっては、ビックリするような事実が次々と判明!

イザベルのモデルとなったメアリーは若い頃、何ヶ月も男に監禁(!)され、それが元でPTSD患者になっていた!

ジェリーとメアリーは結婚後わずか三年で離婚していた!

番組ではスウェーデンの研究を紹介、それによれば250~300人に1人の割合でアスペルガー症候群の人がいるという。

ジェリーの主治医(?)ダロルド・トレフォート医師は、「通常では考えられない奇跡的なことです」と絶賛していた。ジェリーはメアリーと復縁して、今ではウマくやっているのだ。良かった!

メアリーの少女時代を撮影したホームビデオなどもあり、貴重な映像資料といえる。

この番組では畢竟、アスペルガー同士の夫婦でも馴れ合いが大切で、ありのままの自分ではいられないというオチだった。筆者としては困る。

あ~ぁ。自閉ネコもタカくんとウマくやっているみたいだし、オデんとこにも美人アスペルガーが来ねぇかなぁ。

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2007年6月10日 (日)

自閉ネコのちょっとハーフタイム

Photo_107

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2007年6月 9日 (土)

大日本人

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“その男はけっこう優しく、仕事には真面目に取り組むのに、ちょっとしたミスが多く、周りの人に勘違いされる”

発達障害者のことではない。かの『大日本人』である。

パンフレットは封印されていた↓Photo_100

心が痛い。松本人志は人間の悲しみを分かっている。

筆者は劇場からの帰り道もずっと、胸がドキドキしていた。

感じやすい人は観ない方がいい。鬱になりますよ。

大日本人の家の軒先に貼るステッカー付きPhoto_101

1時間53分はアッという間だった。陰湿なブラックユーモアである。

注文を付けるとしたら、ラストにもう少しロジカルなオチが欲しかった。

ラスト直前まで主人公の悲痛・悲哀が壮絶を極めたから、オチも主人公で完結して欲しかった。

これは筆者の想像に過ぎないが、主人公の名前“大佐藤”は、古代ローマの軍人“大カトー”から取ったものではないか? だとしたらスター・ウォーズしかり、所詮サブカルチャーも学のある奴らがプロデュースしているという冷厳な現実が見え隠れする…(-_-;)

ちょっとだけネタばらしすると、『大日本人』は切ないマイノリティの物語である。日本版『 X-MEN 』って感じ!?

Photo_103 Photo_104 Photo_105

大日本人アート&シナリオブック

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2007年6月 8日 (金)

アンジェラ・アキ暗殺計画

目覚ましテレビを見てしまった。聞いてしまった…。
ひ、酷…いッ…(絶句)

筆舌に尽くしがたい俗曲!
あまつさえ目覚ましテレビとの共作!

        (ToT)

も、もう… 堪忍袋の緒が切れた!

かの女史は再三にわたる自閉世界からのトラックバックをすべて拒否!消費者からの催告を無視し続けた揚げ句に、モー娘レベルの阿婆擦れ女に成り下がってしまったのだ!

多数派との架け橋になってもらうなんて、もう望むべくも無いわ!

事、ここに至っては、厳罰を下すことでしか筆者は志を遂げられぬ!

天罰覿面、俗物抹殺!

集え、自閉有志たち!

我ら少数派の怒りと悲しみを込めて、
ギョーカイの腰巾着と成り下がった変節・
俗悪アンジェラに正義の鉄槌を下してやるのだ!

       <`ヘ´>

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2007年6月 7日 (木)

予定説

定まっていることに安心する合理主義者は、みんなから冷たい人と思われている。

誤解するなよ。合理主義者こそ一番ナイーブでお人好しなのだ。毒舌する皮肉屋さんこそ一番シャイで繊細なのだ。

筋が通っていて何が悪い? ルールを守るのは幼稚?

理不尽には理不尽で返そう。これからは健常者のことを“変節発達”と呼ぶことにする。問答無用だ。お前らは議論したくないんだろ。

しかし平和の民・自閉人の間では、すべてを話し合いで決めよう、定めよう。曖昧を排除して、すべてをハッキリさせよう。悪感情を抑えて、理性で判断を下すのだ。みんなで平和に暮らしていくために。

東京が自閉都市なら、ニューイングランドは自閉連邦。

マクドナルドが自閉料理なら、サブカルは自閉モデル。

変節発達の正義たる精神性、土着性、歴史性、神話性、因習性、迷信性など、百害あって一利なし!もしも「罪」だけを破壊できる核爆弾があったら、礼儀正しい健常者の頭の上に落としてやる。

自閉文化こそ普遍の正義なのだ。

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2007年6月 6日 (水)

部屋割り

ベストポジションを確保しましょう。

神仏の部屋…北or北西or西

長男の部屋…北東

次男の部屋…北

主人or三男or末の息子の部屋…北西

長女の部屋…南東

次女の部屋…南

主婦or三女or末の娘の部屋…南西

ペットの部屋…西or南

風水でつくる 成績が上がる勉強部屋―毎日の学習から、受験・各種資格試験まで

一家の大黒柱を優先して部屋割りを考えましょう!

住みやすい家具配置がわかる間取りの本

日本人の知恵袋―日本人らしい生活空間とは

パワーストーンで作るパワースポット―誰も書かなかった!! あなたの「間取り」は、凶?吉?

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2007年6月 5日 (火)

赤い眼の秘密

“この世はあまりに無秩序です。しかも人々はそれに囚われ、もがき苦しんでいます”

“全能の神が存在するなら、こんな犠牲を認めるはずがありません。私は信仰を失いました”

自閉世界によく登場するモチーフ “赤く冷たい眼差し” には由来がある。1983年製作の映画『 デビルゾーン』のオープニングである。

氷のような大地、荒れ狂う空、何も見えない暗黒の地平、そこに突如として光り現れる、ゾッとするほど恐ろしい “赤く鋭い眼差し”!

かの導入部こそ、映画史上もっとも不気味なタイトルバックである。 コワい! 美しい。

人間とも猫とも付かぬ異様に険悪なその眼差しは、たった13秒で暗黒の彼方へ消え去るのだが、若い筆者の心には強烈な印象を残した。ほとんどトラウマである!

暗躍する「超越的他者」に支配される恐怖を、一寸の視覚的イメージだけで完璧に表現した見事な、辛辣ゆえに美しい、奇跡のイントロダクションなのである!

しかし筆者の眼は下がり眼なので鋭くならない。そこで「冷たい眼差し」と無理矢理な説明を付けた次第(-_-;)

サスペンスを極めた本編も秀逸!
これぞまさに自閉映画の代表的傑作といえよう。

不安を煽る音楽、生々しい特撮、痛烈なバイオレンス、気の利いたセリフ、洒落た演出、驚愕のラスト!

本稿冒頭のフレーズは、劇中に登場するカトリック神父(ランス・ヘンリクセン)の絶望的な嘆きである!
エイリアン2 』のランス・ヘンリクセン、『 エイリアン』のヴェロニカ・カートライトがダブル主演というサービスも!

デビルゾーン』の魅力はとてもじゃないが一つの記事では書き切れない。映画カテゴリーでまた書くつもりなので、興味ある方はお楽しみに!

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2007年6月 4日 (月)

家相概論

易経・説掛伝に基づいた「陽宅風水」に、鬼門思想を加えて和様化した理論体系を「家相学」という。

そのルーツからして、「家相学」はあくまで経験則と後付けの理由を体系化したものであり、自然科学とは一線を画する。とはいっても形而上学的な神秘主義などとも違い、ちゃんと実用性のあるテクニックだ。

「科学的じゃないのに実用的とはどういうことだ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、よく考えてみてください。科学的根拠が不明でも、ちゃんと理論通りになる経験則はいくらでもあるでしょう。東洋医学とか。

しかしプロの風水師だけは自説の典拠やルーツを明かすわけにはいかないだろう。天機洩さず、不可知論としておいた方が消費者は信用するのである。細木数子流に言えば「それを説明すればアタシのメッキ剥がれちゃうから」。現代風水は宗教と同じ?

 “人は分からないものを容易く信じる” タキトゥス

閑話休題、結論として家相は当たる。サザエさんは真実なのだ。ごく稀に、「家相などは迷信だ。どんな間取りでも、日当たり・風通しが良ければ吉相の家なのだ」と断言してくれる親切な人がいるが、筆者は運命を信じる。

「信じる」なんて言葉が飛び出すと、やはり宗教・信仰っぽく聞こえてしまうが、そうではない。宗教の信者は神が“象徴”であることを知っている。日本人は天皇がタダの人であることを知っている。知っていても知らないフリができること、またはそうせざるを得なくなることが宗教・信仰なのだ。筆者の運命論とは似て非なるモノ。

もとより自閉症の筆者では、精神力で自分をコントロールすることができないのだから、信仰などできるはずがない。今までどれだけの集団を追い出されてきたと思う?筆者は本当のことが知りたいだけなのだ。

戦争で男が大量死するとベビーブームになって男ばかり生まれる。同期入社の二人は必ずキレ者とノロ松に分かれる。歌のCDを出した若手お笑い芸人は必ず落ちぶれる。袋小路に住むと概して不慮の死や家族離散に見舞われる…etc. 不思議な、でも本当の暗示やジンクスがあるのだ。和泉元彌の自宅兼事務所は袋小路の突き当たり(!)だった。

筆者の近所の通りでは、道路付けの都合で全ての家が鬼門の玄関、つまり跡取りに恵まれない相となっている。そしてその暗示どおり全ての家が跡取りに恵まれていないのである!まぁ、ここまで当たるとさすがにマグレ・偶然という気もしてくるが…。

家相の有名な理論やエッセンスは重視した方がよい。プロの風水師が言うような細かい理屈は気にしない方が結果良好になる場合が多い。

理論と実際は違うという「理論」は、複雑な理論にほど
よく当てはまる。精度を上げるための複雑化のはずが、説得するための複雑化になっちゃってる場合が多いのだ。特に名誉が目的のアマチュア研究家などは…、やめておこう。

とにかく家相学の勘所は心得ておかねばならない。成金がモダンな豪邸を建ててから没落するのは、彼の本質が知識不足の弱者だからだ。峰竜太なんか危ない!工藤夕貴はこだわっているらしい。

3Dマイホームデザイナー 2002 家相・風水のうそホント バンドルパック

家相・部屋相の風水開運術

吉相建築のデザイン―家相・風水の活かし方

現代家相学で快適な住まいづくり―家族に「幸せ」を招く家をつくる・家を選ぶ

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2007年6月 3日 (日)

本物の正体

ソロモン流なんかに出てきそうなコトバ↓

「ホンモノを知らなきゃいけないのよ。メッキはすぐに剥がれてしまうからね。ムッフッフッ(^0_0^)」

多数派がシタリ顔で“ホンモノ”と呼んでいるもの、その正体は“ディテールの細かさ” “プロセスの複雑さ” “技術水準の高さ” “周知の広さ”である。

“コストの高さ”というファクターもあるが、これは遊び心にも通じるので批判の対象ではない。

多数派は皮相浅薄、視野狭窄で、物事の本質が見えない。「木を見て森を見ず」という諺は、まさに彼らのことを言っているのである。

TVチャンピオンそっくり人形選手権の決勝戦では「亀田興毅の人形」作りを競った。製作過程では作業をアップで映すので作品の全体像は分からない。

細緻な加工作業の映像に、その技巧を説明するナレーションが加わって、それはそれは凄い作家であるという印象を受ける。まさに説得力!

ところがである。

完成した作品の映像が出ると印象が一変する。似ていないのだ!

優勝作品は芸人の はなわ にしか見えないし、準優勝作品もゴジラの息子ミニラにしか見えない。それを審査員の誰も批判しない(!)。審査員長ともいえる亀田興毅関係者・やくみつる ですら、お追従を言ってその場をやり過ごしてしまった。空気読むよ!

変節発達、いや、定型発達の自認セレブたちよ。自分のアタマで判断する能の無いシンプル・リポーターたちよ。お前らのぶつ“ホンモノ”とやらの正体なんざ、九分通り“マガイモノ”なんだよ。

偽物、眉唾物、中身はゲテモノ。後生大事な妄想品…もとへ 模造品なのさッ。

本物が分かるのは一部の少数派のみ。無知蒙昧な変節発達…もとへ定型発達の徒には、エラそうにモノの価値や原理を語る資格なぞ無いわ。

恥を知れ、健常者! バカ!

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2007年6月 1日 (金)

続・モーツァルトとクジラ

“個性が魅力よ。あなたは他の誰とも違うわ” イザベル

この映画を観て一番印象に残ったのは、劇中の自閉人たちが「私たちは自閉症」と何度も口にすることだ。

アチラでは自閉症を全面に出す。

ひきかえ日本の集団主義的アスペルガーたちは、「私たちも健常者と変わらないんだよ。大丈夫だよ」みたいなことばっかり言って、その場を丸く収めてしまう。これでは、いつまでたっても社会の理解が進まない。

劇中、アスペルガーの集会に初めて参加したイザベルが、その集会を「仲良しグループ」と揶揄し、

みんなで傷を舐め合えば、それで解決するの?

と疑問を呈したが、偶然にもコレとまったく同じ言葉を、筆者も地元のアスペルガー集団に投げかけて、陰湿なイジメの末に追い出された辛い過去がある。共感どころではない。イザベルは筆者そのものだ。

地元の発達障害者支援センターに「自分にも居場所が欲しい」と相談したところ、同じ障害を持つ人のための「作業所」を紹介された。この施設は有料で月額使用料6千円。何のことはない、障害者のレジャーランドである。

それよりもっとガッカリしたのは、同施設を利用している我らが自閉症の徒にである。みんな定型発達のマネをして、礼儀正しくその場を取り繕ったり、無意味な笑顔を作ったりする。それでも健常者と同じに出来ていればまだマシだが、下手クソなのである。実にイタい。
本当の“居場所”では無いと感じた。

モーツァルトとクジラ 』に登場したような“自然体でいられる集会”が日本にもあったら、筆者のような人間がどれだけ救われると思う?

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モーツァルトとクジラ

“あなたは普通の人と同じになろうとしてる。だから別れるわ” イザベル

ジレンマに苦しむ孤高のSFヒロインを演じて筆者を虜にした『 ピッチブラック 』の主演女優、ラダ・ミッチェルがまたまたやってくれた!

自閉映画『 モーツァルトとクジラ 』である。

ナントカをつなごうの比ではない、これこそ
画期的な自閉症啓蒙&娯楽映画である!

この映画、ホントに、ホントに、筆者が自分のことのように共感できる“奴ら”の物語だ。

ジョシュ・ハートネット演じるドナルドの部屋はモノが散らかり、シャワー・カーテンはカビや水垢だらけ。
筆者の一人暮らし時代にソックリである。

ラダ・ミッチェル演じるイザベルが、誰もいないビルのワンフロアを自分の居場所にしているのも、筆者が若い頃やっていたことである。まるで同じだ。懐かしい!

イザベルのことを狙っていたのに、ドナルドに取られた自閉オヤジが、それでも負けじと「オデと付き合え!」みたいな態度をとっちゃうのも筆者っぽいなぁ(^_^;)

ピッチブラック』のキャロリンにも共感したものだが、
今回のイザベルは本当に「自分と同じだ!」と感じた。

絵や音楽が好きで独自理論を展開する。
レイプされた被害を懸命に訴える。
お仕着せの自己実現を嫌がる。
自閉症の集団でも馴染めない。
独特の高笑いをする。
気宇壮大な部屋の模様替えを計画する(これに対してマジメに予算を気にして怒るドナルド。AS丸出し!)。

小さな家を見つけてドナルドと同棲するが、就職を果たしたドナルドから「今夜は家に上司が来るから、お前もエエカッコせぇよ」と馴れ合いを強要され、イザベルはこれ反発!わざと上司の前で皮肉を連発するのである。これでは筆者の女バージョンだ。

ひょっとして、ラダ・ミッチェルは隠れアスペルガーなのでは?と思ったほどである。とにかく演技力は抜群。

この障害の関係者には必見の映画だが、関係者以外の無知蒙昧な人にもお勧めできる、さわやかな大人の青春映画に仕上がっている。面白いぞ!

ミニシアターの音響は意外とマトモで、大劇場ならスクリーン裏にあるスピーカーが、表にポンッと置かれ、筆者の部屋のオーディオに似た音がした。音量も大き過ぎず適当。映写画質は家庭用の液晶プロジェクターに勝る、お金払って観に行く価値のあるものだった。映像美を堪能できちゃったのである!ミニシアターの方が調整し易いということ? とにかく幸いであった。

今回の観覧は久方ぶりの大成功である。テレビっ子の筆者としては吹き替えでも観てみたいので、今月末に発売されるDVDも買おうと思う。

モーツァルトとクジラDVD ←25%割引

原作本↓ 実は実話なんです!

ちなみに『 ピッチブラック 』はヴィン・ディーゼルの吹き替えの声がイマイチだった。遺憾である。

ピッチブラック

リディック / ピッチブラック ツインパック

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