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2007年6月 5日 (火)

赤い眼の秘密

“この世はあまりに無秩序です。しかも人々はそれに囚われ、もがき苦しんでいます”

“全能の神が存在するなら、こんな犠牲を認めるはずがありません。私は信仰を失いました”

自閉世界によく登場するモチーフ “赤く冷たい眼差し” には由来がある。1983年製作の映画『 デビルゾーン』のオープニングである。

氷のような大地、荒れ狂う空、何も見えない暗黒の地平、そこに突如として光り現れる、ゾッとするほど恐ろしい “赤く鋭い眼差し”!

かの導入部こそ、映画史上もっとも不気味なタイトルバックである。 コワい! 美しい。

人間とも猫とも付かぬ異様に険悪なその眼差しは、たった13秒で暗黒の彼方へ消え去るのだが、若い筆者の心には強烈な印象を残した。ほとんどトラウマである!

暗躍する「超越的他者」に支配される恐怖を、一寸の視覚的イメージだけで完璧に表現した見事な、辛辣ゆえに美しい、奇跡のイントロダクションなのである!

しかし筆者の眼は下がり眼なので鋭くならない。そこで「冷たい眼差し」と無理矢理な説明を付けた次第(-_-;)

サスペンスを極めた本編も秀逸!
これぞまさに自閉映画の代表的傑作といえよう。

不安を煽る音楽、生々しい特撮、痛烈なバイオレンス、気の利いたセリフ、洒落た演出、驚愕のラスト!

本稿冒頭のフレーズは、劇中に登場するカトリック神父(ランス・ヘンリクセン)の絶望的な嘆きである!
エイリアン2 』のランス・ヘンリクセン、『 エイリアン』のヴェロニカ・カートライトがダブル主演というサービスも!

デビルゾーン』の魅力はとてもじゃないが一つの記事では書き切れない。映画カテゴリーでまた書くつもりなので、興味ある方はお楽しみに!

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