風水・家相の原理

2007年9月 6日 (木)

四神相応

   前方に海、背後に山、左側に川、右側に道
    ↓     ↓      ↓     ↓
   ()     (北)     ()    (西

このレイアウトこそ風水(風を収めて水を得る)の答え、

          「四神相応」である。

“四神”とは、四地(東西南北)を守護する神々のことで、儒教の基本的な経典の一つ「礼記」の『礼運』に記載されている(四霊説)。

東の「青龍」、西の「白虎」、南の「朱雀」、北の「玄武」。

これら“四神”は日本の高松塚古墳の壁画にも描かれている。

さらに中央位の「黄龍(皇帝の象徴)」や「麒麟(平和のシンボル)」を加えて“五神”とする場合もある。

星宿(星座)を動物に見立てる古代中国の思想に由来し、“四神”も東西南北を象徴しているのである(四象)。

北に山、南に海ということは、確実に日当たり・風通しの良い地形である。これにより寒い北風を山で防ぎながら南の暖気を最大限に取り入れることができる。

東に川、西に道ということは、東へ低くなっている地形である。かくて雨水は川の方へ流れ(水害を回避)、西日の当たる道路は地盤が固くなる(交通振動が軽減)。

前者の条件(南傾斜)は「晋土(しんど)」、後者の条件(東くだり)は「魯土(ろど)」といって、どちらも吉相。

両者を同時に満たした最高条件の宅地が「四神相応の地」である(古代でも先進国の多くは農業国であり、風水的な“地の利”の国が栄える運命といえる)。

日本における「四神相応の地」として有名な「平安京」は、わざわざ鴨川の流れを変えてまでして“造成“した
モノであった!

「四神相応」はラッキーカラーの定義としても用いられる。東に、西に、南に、北に

この四色が大相撲の土俵の四隅の房飾りとなっている。市販の風水ブレスレットもこの配色が多い。

方位学的には家相の間取りを重視するが、環境学的には“地の利を得る”ことが枢要である。といっても実際の住宅購入では制約が多いから、後者を満たすのはほぼ不可能であろう。

それでも知識としては蓄えておかねばならないノウハウである。これを参考にしていれば、ちょっとでもマシな選択ができるというものだ。

しかし風水の消費者の大半は、地理や間取りに関係なく実践できる「インテリア風水」派なのではないか。だとしたら風水や占いよりも心理学を勉強した方が早い

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2007年6月 4日 (月)

家相概論

易経・説掛伝に基づいた「陽宅風水」に、鬼門思想を加えて和様化した理論体系を「家相学」という。

そのルーツからして、「家相学」はあくまで経験則と後付けの理由を体系化したものであり、自然科学とは一線を画する。とはいっても形而上学的な神秘主義などとも違い、ちゃんと実用性のあるテクニックだ。

「科学的じゃないのに実用的とはどういうことだ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、よく考えてみてください。科学的根拠が不明でも、ちゃんと理論通りになる経験則はいくらでもあるでしょう。東洋医学とか。

しかしプロの風水師だけは自説の典拠やルーツを明かすわけにはいかないだろう。天機洩さず、不可知論としておいた方が消費者は信用するのである。細木数子流に言えば「それを説明すればアタシのメッキ剥がれちゃうから」。現代風水は宗教と同じ?

 “人は分からないものを容易く信じる” タキトゥス

閑話休題、結論として家相は当たる。サザエさんは真実なのだ。ごく稀に、「家相などは迷信だ。どんな間取りでも、日当たり・風通しが良ければ吉相の家なのだ」と断言してくれる親切な人がいるが、筆者は運命を信じる。

「信じる」なんて言葉が飛び出すと、やはり宗教・信仰っぽく聞こえてしまうが、そうではない。宗教の信者は神が“象徴”であることを知っている。日本人は天皇がタダの人であることを知っている。知っていても知らないフリができること、またはそうせざるを得なくなることが宗教・信仰なのだ。筆者の運命論とは似て非なるモノ。

もとより自閉症の筆者では、精神力で自分をコントロールすることができないのだから、信仰などできるはずがない。今までどれだけの集団を追い出されてきたと思う?筆者は本当のことが知りたいだけなのだ。

戦争で男が大量死するとベビーブームになって男ばかり生まれる。同期入社の二人は必ずキレ者とノロ松に分かれる。歌のCDを出した若手お笑い芸人は必ず落ちぶれる。袋小路に住むと概して不慮の死や家族離散に見舞われる…etc. 不思議な、でも本当の暗示やジンクスがあるのだ。和泉元彌の自宅兼事務所は袋小路の突き当たり(!)だった。

筆者の近所の通りでは、道路付けの都合で全ての家が鬼門の玄関、つまり跡取りに恵まれない相となっている。そしてその暗示どおり全ての家が跡取りに恵まれていないのである!まぁ、ここまで当たるとさすがにマグレ・偶然という気もしてくるが…。

家相の有名な理論やエッセンスは重視した方がよい。プロの風水師が言うような細かい理屈は気にしない方が結果良好になる場合が多い。

理論と実際は違うという「理論」は、複雑な理論にほど
よく当てはまる。精度を上げるための複雑化のはずが、説得するための複雑化になっちゃってる場合が多いのだ。特に名誉が目的のアマチュア研究家などは…、やめておこう。

とにかく家相学の勘所は心得ておかねばならない。成金がモダンな豪邸を建ててから没落するのは、彼の本質が知識不足の弱者だからだ。峰竜太なんか危ない!工藤夕貴はこだわっているらしい。

3Dマイホームデザイナー 2002 家相・風水のうそホント バンドルパック

家相・部屋相の風水開運術

吉相建築のデザイン―家相・風水の活かし方

現代家相学で快適な住まいづくり―家族に「幸せ」を招く家をつくる・家を選ぶ

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2007年5月13日 (日)

陰陽五行説

陰性と陽性が和合して、五つの機能が生じた。
木、火、土、金、水という抽象的な属性である。

自然人事の全てはこの五種類の行為で成り立っている、と言えば実に様々な物事を説明できるのである。 抽象的理解ってヤツだ。

五行大義〈上〉

陰陽五行説―その発生と展開

古代中国では実際に天体観測を行って五行説を作ったが、正確な暦として機能しなかったため、天文学的には否定された。(当時は肉眼で観測するしかなかったため、太陽系の五つの惑星しか発見できなかった)

天文暦法と陰陽五行説 (1979年)

しかし五行説は死ななかった。木、火、土、金、水の性質になぞらえれば、複雑な事物を簡単に分かりやすく説明できるため、思想・哲学として認められたのである。

古代中国陰陽五行の研究

筆者の大好きなテレビドラマ『新スタートレック』の劇中に、文明の遅れた異星人が五種類の元素を物理科学として学校で教えているという、古代中国でもアリエナイ笑える場面があった。定型発達者みたいな異星人は大真面目なのである。欧米人の皮肉のセンスにはいつも敬服させられる。本当に面白い!

別冊宝島「スタートレック全シリーズ完全ガイド

風水インテリアのラッキーカラーも五行説の思想に基づいていると聞く。一例をフローチャートで示すと次のようになる。

金運→収入→収穫→土→五行説の土と金は相生関係→土が金を生み出す→肥沃な土は黄色(中国の一部地域)→だから金運カラーは黄色!

Dr.コパのラッキーカラー色風水2007

気学、風水、家相、九星占い…etc. 様々な運命学がこの陰陽五行説の思想に由来している。九星は五行を細分化したものだ。

ところが占い好きの主婦やOLの一部は、スタートレックの宇宙人よろしく五行を物理元素、九星を宇宙惑星と勘違いして私を質問攻めにする。そんなモノは無い!

健常者は運命学を誤解している。物事の理解の仕方が違うから、どの話題でも話が通じない。風水の話でも、音楽の話でも、映画の話でも、ワケが分からない!

エイリアンはお前らだろーが!

その不思議な異文化を言葉で説明しろ!

グッズも買え↓

陰陽自然法則学〈1〉

現代に息づく陰陽五行

陰陽五行と日本の天皇

隠された神々―古代信仰と陰陽五行

陰陽道とは何か―日本史を呪縛する神秘の原理

陰陽五行と日本の文化―宇宙の法則で秘められた謎を解く

陰陽五行説のラッキーチャーム↓

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2007年5月11日 (金)

第3の北

2つの北が存在する。

方位磁針が示す北は「磁北」といい、地磁気の影響で地図上の「真北」より少し西へズレている(ただし地図上で磁北を表示しているケースもある)。
西へズレる度合「西偏差角度」は地域によって異なるが、だいたい7度前後(5度~8.6度)が一般的。

さて、風水・家相では磁北真北のどちらを「正しい北」とするかで意見が分かれる。

磁北論者真北論者のどちらが多いか。厳密に調査したわけではないが、ザッと見た筆者の印象では半々である。ちなみにDr.コパは磁北派。

両者の言い分を比較すると次のようになる。

磁北説
科学的にみて磁気は人体や環境に影響を及ぼすから、家相の吉凶もこれに準ずると考える方が現象として自然である。

真北説
陰陽五行説でいう北は北極星の方位、つまり真北である。科学的にみても経年変化する(30年で約1度ずれる)磁極の北は当てにならない。

    あなたはどちらを信じますか?

他にも中間的な意見として、「住居の吉凶は磁界を重視して磁北、方角の吉凶は地理学及び中国哲理を重視して真北」とする説がある。

無邪気な発達障害者の筆者としては、コンパスどおりで計算不要な磁北の方がラクなんですが…。って、

こんな怠惰なことを言うとまた多数派のテクのある奴らにドヤされちまう! 趣味人とは偏執狂のこと。

Photo_81 ←ついでにもっと多数派の運命論者を怒らせる第3の北を発表しちゃうぞ☆ (画像をクリック)

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2007年5月 8日 (火)

鬼門思想

下の画像を印刷、切り抜いて鬼門封じのお札としてご利用ください↓(宗教とは関係無い在野の鬼門札です)

Photo_78 Photo_79

日本の家相学で特に不吉な方位とされる「鬼門(と裏鬼門)」。北東から南西へ鬼が出入りするとされ、これらの方位は日本人の間で夙に恐れられてきた。

そのルーツは漢民族が北東より襲来する騎馬民族「匈奴(きょうど)」を畏怖したことにある。

最近では満州より日本軍が侵攻してきたことから、今でも北東を「鬼門」として畏怖する中国人がいるという。

しかし鬼門を恐れる国民といえば取りも直さず日本人である。日本列島は北東から南西にかけて細長い地形になっているため、戦争が起こったときには敵が攻めてくる方角が北東や南西になる確率が高かった。

古代~戦国時代の日本人が北東を鬼門南西を裏鬼門と呼んで警戒したことは想像に難くない。大和朝廷の支配に抵抗した蝦夷(えぞ)は北東にいたし、蒙古の上陸軍は南西から襲来する。近代でも北方領土問題が未解決のままである。

風水で築かれた唐の長安に範をとった平安京では、 北東の比叡山に鬼門封じとして延暦寺が置かれた。

徳川家康のお抱え風水師といえる天海僧正は江戸城の北東に上野寛永寺と浅草寺、南西に山王日吉神社と滝泉寺、芝の増上寺を祀り鬼門を守った。

しかしこのような国防上の思想が、なぜ個人の家相にまで適用されるようになったのか?

近年では「家相における鬼門思想は迷信であるから気にしなくてもよい」とするモダンな家相鑑定士や風水師がよく見受けられるようになった。

そして私が信じている最も合理的な説明は、「日本人はとかく長男に家督を継がせたがるから、長男の方位である北東と、母親の方位である南西を特に大事にしてきた」というもの。鬼門の正体は日本人の価値観だ。

ところで、「鬼門」という不気味な名前の由来だが、最初にこの名前が登場したのは古代中国の神話じみた伝説の中である。その伝説になぞらえて、万里の長城の敵が攻めてくる方位・北東を「鬼門」と呼び警戒したことが鬼門思想の始まりといわれる。しかしこの時点ではまだ「鬼」は「霊魂」を指していた。

その「鬼」が日本で怪物オニとなった理由は実にユニーク。鬼門は北東。北東は別名ウシトラ。だから牛の角&虎柄のパンツが鬼のイメージとなった。ダジャレである。

鬼門の家

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